Life in Southern California

カリフォリニア州アーバインでの記録です。

引っ越してきて1ヶ月経過

転勤でカリフォルニア州アーバインに引っ越してきて1ヶ月経ちました。

この間の主な出来事こと

 

これらはアメリカ生活の必須中の必須事項なので、移ってきた人には避けて通れない手続きで、ありがたいことに数ある先人の方々が記録を残してくれていたので大変参考させて頂きました。

しかし、国や州の法律や規制が変わったり、事前には見当たらなかった情報に翻弄されて一筋縄では行かなかったことも多々あったので、備忘録として残し、どなたかのお役に立てれば良いなと思います。

ここの具体的なお話については別のエントリーに書くとして、こちらでの生活はとにかく過ごしやすいです。

ほぼ毎日晴れで雨が降ることはほぼなく、日中は日差しが強くても風が吹くし、空気が乾いているので、これまでの蒸し暑い生活とは一転して、快適な生活になりました。

日本ほどコンビニがインフラ機能を持っていないので、ちょっとした買い物、食べもの、スイーツなどの購入ができなくなったのが残念な点です。

いかにセブンイレブンをはじめとする、ちょっとしたことが何でも手に届くコンビニが日常生活に欠かせなかったことがよく分かりました。

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二十歳のころ

今週のお題「20歳」

 

 一年浪人したので、20歳のころは大学1年だった。

お題を見て頭を過ぎったのは、入学した大学で2浪してきた、つまりすでに二十歳になっていた友人から教えてもらった一冊の本のことだ。

二十歳のころ―立花ゼミ『調べて書く』共同製作

二十歳のころ―立花ゼミ『調べて書く』共同製作

 

その本は、有名・無名とわず、その方の二十歳のころを東大の学生がインタビューしたものだった。

表紙を見ると分かるが、ざっと60人ほどのインタビューが載っている。

その本を穴が空くほど読んだわけでも、誰がどんなコメントをしていたか特に覚えている訳でもないのだが、二十歳のころに読んだ一冊として記憶に残っている。

インタビューを受けた人が過ごしてきた20代を考えると、戦後間もないとか、学生運動とか、サブカルチャーに傾倒していたとか、そんな内容が多かったように思う。

 

自分は、信念にしたがって進学したと言えばかっこいいが、若干思考停止したまま進路先を決めていたので、あまり比較検討しないまま大学や学部を選んだことを若干悔やんだ頃だった気もする。(ただし、決して後悔したわけではない。)

ただ、この人達は二十歳のころをこんなにも鮮明に覚えているのかと思えるほど、充実した濃い時間を過ごしてきた(らしい)ことに羨望の念を強く感じたことを覚えている。

むろん、こういうインタビューができた東京大学の学生にも嫉妬した。

 

心の一冊というにはポジティブな感情からは程遠く、この方たちのように深い思考と哲学を持った二十歳ではなかったという点で敗北感を味わったのがこの本だ。

 

インタビューリストを見ると、当時読んだ頃から亡くなってしまった方が多くいることに気づいた。

それだけ時間が経ち、ずっと心の隅にこの本のことが引っ掛かっていたわけだが、今回のブログテーマを機に久しぶりに読んでみると感想はまた違うだろうか。