【米国生活】運転免許証が届くまで8か月かかった話
本ブログではカリフォルニアでの免許取得の記事に多くの方にアクセスしてもらっています。今回はその後の話です。
2016年8月に路上テスト合格後に実際に運転免許証が届いたのは、実は2017年3月末でした。約8か月間、ペラペラの紙の一時免許証(とパスポート常備)で運転していました。その経緯についてメモしておきます。
路上テストに合格したら覚えておくこと。
ずばり、
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(合格後に発行される)一時免許の有効期限は3か月程度、期限切れの前に更新が必要
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1か月以上届かない場合は、DMV本部に免許登録のステータスを確認
この2点です。
これを知らなくても免許が無事に届くこともあります。しかし、知らないといつまでも困る好例です。
路上テストに合格したらその場で一時免許が発行されます。その時点からID(パスポート)を常時携帯の上、1人で運転が可能になります。有効期限は3か月*1でした。
有効期限を迎えそうになってもまだ届かない場合、期限までにDMVにステータスを確認したり、訪問して更新する必要があります。
私は、この延長の作業を2回行いました。律儀に有効期限内に届くのを待っていたためです。
一向に届く気配がないまま、2回目の更新でDMVのスタッフから「次はここに電話して」と新しい一時免許証にラベルを貼られて、初めて別の対応もあることを知りました。
この経験から、路上テストから1か月経過しても免許が届かないと思ったら、すぐにDMV本部に電話して免許登録のステータスを確認するようお勧めしています。
詳細は後述しますが、免許発行に必要な情報がデータベースに不足していてプロセスが止まっているのに、その連絡は待っていても来ないためです。
運転免許証取得まで8か月かかった理由と一時免許の更新。
聞きかじった話によると路上テスト合格後、「ローカルのDMVオフィス→州移民局→DMV本部」と承認プロセスを経て本免許が発行されるようです。私が知り得た限り、
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DMVオフィスで必要な情報がすべてデータベースに入力されておらず、移民局から差し戻されていた。
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データベース登録が正しく完了後も、移民局で止まっていた。
これが考えられる遅れの原因だったようです。
1. はよく聞く話で、データベースに入力された情報が足りず、ステータスがPendingになっていたわけです。
DMVの事務処理・対応の悪さは現地の人も不満を述べるぐらい折り紙付きです。DMVで味わう不満や苛立ちは米国に移り住んで浴びる、ある種の洗礼のようなものだと思います。
2. は移民局側の問題と、こちら側の問題の2つが考えられます。
移民局が照会する情報の一つがI-94のようですが、これは米国出入国があると更新されます。
したがって、免許取得までに出入国が発生してI-94が更新されると、路上テスト時にDMVで登録された情報と異なるため、移民局でのプロセスが先に進まない"ことがある"そうです。(2回目の更新時にDMVスタッフから教えてもらいました。)
実際、1回出張に出た時期があったので、もしかすると該当したのかも知れません。
一時免許の更新にも、パスポート・一時免許・I-94が必要です。
更新の際には、運転免許に関連する業務だけを行っているDMVオフィス*2が便利でした。
そこではチェックインカウンターが多いので、Walk-inでもかなり早く対応してもらえました。(むしろ、筆記試験もこちらが良いのではと思ったぐらいです。)
DMVに何を訊くか。
今になって思えば、
など、訊ねてみれば良かったと思います。
米国ではDMVに限らず、どこか会社や公共機関などに電話すると多くの場合、自動音声ガイダンスが流れます。DMV本部への電話もこれで対応します。
- 問い合わせ先電話番号:1 (800) 777-0133 (https://www.dmv.ca.gov/portal/dmv/detail/contacts/contacts)
- 音声ガイダンスの「運転免許に関する問い合わせ」*3:「2」
仮に上手くガイダンス音声を聞き取れない場合でも、オペレーターにつながれば正しい問い合わせ先に誘導してくれます。
DMVに問い合わせ時、よく言われたことは「移民局で止まっているから、もう2週間待って連絡して。」でした。
これを鵜呑みにして待ってたら、あっという間に8か月過ぎてしまったわけで、2回目の更新から1か月過ぎた頃、ようやく移民局にエスカレーションを催促してくれました。
おそらく年末に日本に一時帰国してI-94を更新されて2か月経過したぐらいです。
免許証が届かなくて具体的に困る場面は少ない(特に国際免許が有効であれば)ですが、常時パスポートを携帯することになるので万が一の紛失リスクを考えると免許証は早く手元に欲しいですね。